お客様から「いつ座るの?」と聞かれ、答えは「自転車のサドル」

日本一賑わう、おにぎり専門店『ぼんご』店主の右近由美子さん…

テレビ番組やに取り上げられ3時間並んで購入する人もいるおにぎり屋さん…

○右近さんにとってこれまでの最大の逆境は何でしたか?  

︎やはりそれは、経営の要を担ってきた主人が脳梗塞で倒れ、私が二代目に就任した2002年、50歳の時ですね。

当時は朝4時に起床し、自転車に乗って6時には店に入り、一人で仕込みをする。

そして11時半の開店から23時の閉店まで、働き詰めでした。

閉店後に伝票整理を終え、帰宅して倒れ込むように寝て、翌朝出勤する毎日です。

お客様から「いつ座るの?」と 聞かれると、「自転車のサドル」と答えていた(笑)。

冗談半分でしたけど、あながち間違いじゃないくらいに自分を虐めていました。

○お店を守るために奔走された 

︎数十名とはいえ従業員の生活を守る責任がある上、主人の医療費も賄わなくてはいけない。

また、店は1,000万円の借金を抱える有り様でしたから、寝る間も惜しんで働く他ありませんでした。

まるで出口の見えないトンネルに迷い込んだようで、「いつになったら抜け出せるのだろう」って、帰り道に涙を流しながら自転車のペダルを踏み続けたものです。

(月刊致知より抜粋)

我々経営者は、まだまだ努力する事があるな〜と感じました^_^

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