【売上目標逆算理論】
1)利益から逆算して売上目標を設定する考え方
2)売上目標は利益を生み出すための通過点であるため、売上から考えてしまうと利益が残らない目標設定になってしまう可能性がある
【設定する手順】
1)必要な利益から経費を足して粗利を求める
2)原価率を%として計算する場合、粗利から原価率で割って必要な売上高を求める
【たとえば】
1)年間に必要な利益が1000万円
※必要利益=借入返済額−減価償却費+生命保険資産計上分
※この考え方を知っている経営者の方は私のまわりにはほとんどいませんでした
2)経費が2000万円の場合
3)必要な粗利は3000万円
4)原価率が60%(粗利率40%)
5)3000万円÷40%で必要な売上高は7500万円
この流れで目標を立てると立てないのでは、目標達成率が全然違うと感じています。
【年間計画】
1)立てた目標に対し、季節変動を加味して、月別売上目標を作成
2)毎月毎月、目標に対する実績と粗利率を徹底的にチェック
※社長とナンバーツーと『責め心のない厳しさ』で苦言を呈してくれる第三者のミーティングが目標達成の可能性を高めてくれます
3)毎月毎月、先月の反省と決算月まで何をしていくか?を文字起こしして、経営陣が一丸となって取り組みます
この流れを1年間やり続けた会社は、間違いなく財務内容が良くなっています
黒字に不思議な黒字あり!
赤字に不思議な赤字なし!
赤字の原因を分析して、売上目標逆算理論で取り組めば、継続した黒字になっていくのです。