虫の目と鳥の目

先週、ある卸売業の経営者A社長とミーティングをしました。

年間売上2億円、仕入れ1.6億円、粗利益4千万円、粗利率20%という商売をしています。

借入残高が2億円あり、年利約2%、金利だけで年間4百万円支払っています。

粗利益4千万円から金利4百万円を差し引くと、一年間に会社で使えるお金は3千6百万円。

借り入れ返済が今後大きな課題になっています。

いろいろ話をしている中で粗利益50%になる仕事がありました。

今までその仕事にはあまり力を入れていなかったようです。

今後、その仕事を増やすために全精力を傾けて、売り上げが半分の1億円になったとしても粗利益5千万円取れる、そんな利益構造に変革するよう促しました。

「虫の目と鳥の目」という言葉があります。

ふだんやってる事が当たり前で流れ作業のようになっている時、第三者が空からその会社のことをよく見る、つまり鳥の目で会社を改善することが・・・私の使命です。

A社長に、「すべて変革する意思はありますか?」と質問したところ、「やるしかない!」と覚悟を決めたようです。

これから、ときには厳しく、そしていつも厳しく、さらに温かく見守っていきたいと思っています。

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