A様(83歳、妻-昨年死亡、一人暮らし)とのやり取り
まずは…
- 現状把握…現預金、保険、不動産などの一覧表を作成
・終身保険…3本とも受取人を子供3人にしてあります。
受取り時、全ての終身保険が3人の署名捺印が必要になると思います。
1本ずつ受取人を別々にしておいてもいいかも…
- ㈱○○の自社株 被相続人になるAさんの自社株が2,000株あります。
例えば…自社株の評価が小会社、株式の評価が1株あたり40,000円だったとします。
それに2,000株をかけると80,000,000円になります。
A様持ち分の自社株が個人の財産にプラスされます。
自社株、土地、家屋、有価証券、現金預金などを含めて
4億円の資産だったとしたら…
基礎控除3,000万円+600万円×3人=4,800万円
相続人3人なので約90,000,000円の相続税(税率22.5%)を支払う可能性があります。
その対策として…
- 生命保険を活用してお金を膨らます。
預けた金額の1.6倍になる終身保険があります。
それを3人分それぞれに加入しておけば納税資金に活用できると思います。
・一時払2,000万円→3,200万円(=納税資金準備)×3人
- 円滑な相続…財産の割振り表作成
・エクセル表に、何を、誰に、なぜ?を明確に残すことが大事!
㈱○○をご長男様が継承するのであれば、兄弟2人からの株の買取資金も考えた方がよろしいかと思います
例えば1株40,000円×500株=20,000,000円の2人分必要です
- 公正証書遺言を作成しておくべき
- 贈与…年間310万贈与して毎年20万円納税×3人×10年で、
・9,300万円の資産減、600万の納税(税率6.5%)
相続対策は、出来る事からコツコツと…!!!