日本のGDPは世界の27位に転落したようです。
2012年 日本はG7の中で上位グループでしたが、今、最下位に転落。
ある経済学者が、
「いまの状態が続けば、日本は、先進国の地位を失う可能性が強い」と…。
❶一人当たりGDPで韓国や台湾とほぼ同水準
2022年は、急激に円安が進んだため、様々な指標で日本の国際的地位が下がりました。
あるデータによると、2022年、台湾の一人当たりGDPは4万4821ドル(世界第24位)、
日本は4万2347ドル(27位)。
11年前の2012年は、日本の一人当たりGDPは、韓国の1.9倍、台湾の2.3倍だったのに…。
❷賃金で日本が韓国に抜かれた
「賃金では、数年前から、日本は韓国に抜かれていた」と…。
OECDのデータによると、年間平均賃金では、すでに2015年に日本は韓国に抜かれています。
そして、2021年には…
日本が3万9711ドルに対して、韓国が4万2747ドルになっています。
❸国際的地位の低下は…
日本の一人当たりGDPが台湾や韓国に追いつかれた理由は2つ。
1)円安…2013年から14年、そして2022年に日本の相対的地位が急速に低下したのは、円安によるもの。
2)GDP低下…自国通貨建てでみた一人当たりGDPで、日本の成長率が低かったこと。
2010年から22年までの期間の成長率を見ると…
日本1.11倍。韓国1.60倍。台湾1.71倍。
日本の成長率が低くなる大きな原因は、人口高齢化が進んで労働人口の増加率がマイナスになっていることなど。
今後、日本はどうなっていくのでしょうか?
現状を認識して、国民一人一人が学んで努力をしていけば、必ず強い日本に戻るはずだと私は信じています。