黒字化を継続させるための勉強会です。
忙しいと言っている人ほど学んでほしいです。
銀行との上手な付き合い方のコツもお伝えさせていただきます。
是非、一緒に一生学びましょう!
「あたりまえ」
「あたりまえ」という題の詩を紹介させて頂きます。
この詩は、医師・井村和清先生が、病床で綴った手記『飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ』いう本に納められている詩です。
井村先生が大病院の勤務医として、患者さんに大変慕われながら多忙な毎日を送っているとき、右膝のがんが見つかります。
転移を予防するために右足をそっくり切断しました。
術後のベッドの中で、「右足がない」感覚がどうしても納得できなかったそうです。
義足を付けリハビリした後、診療に復帰。
まもなく一番恐れていた肺への転移。
肺がんのために、呼吸がとても苦しい闘病生活の中で、
父として、夫として、生きた証を残したいと、書かれた詩です。
長女の飛鳥ちゃんはまだ一歳、そして二番目のお子さんは、まだ奥さんのお腹の中でした。
『あたりまえ』
あたりまえ
こんなすばらしいことを、みんなは なぜよろこばないのでしょう
あたりまえであることを
おとうさんがいる
おかあさんがいる
手が2本あって、足が2本ある
行きたいところへ自分で歩いてゆける
手をのばせば、なんでもとれる
音が聞こえて声が出る
こんなしあわせはあるでしょうか
しかし、だれもそれをよろこばない
あたりまえだ、と笑ってすます
食事がたべられる
夜になるとちゃんと眠れ、そして又(また) 朝がくる
空気をむねいっぱいにすえる
笑える、泣ける、叫ぶこともできる
走りまわれる
みんな あたりまえのこと
こんなすばらしいことを、みんなは決してよろこばない
そのありがたさを知っているのは、それを失くした人たちだけ
なぜでしょう
~井村先生はこの三週間後、31歳の若さで旅立たれました。
奥さんと、一人とまだ生まれていない幼な児2人を残して。
どんなに無念で、どんなに心残りだったことでしょう。