コンサル実話② 大きい会社を目指すのか?強い会社を目指すのか?

C社長との面談

令和2年 年間売上6億円/粗利益6億円/固定費5.8億円/ 経常利益2,000万円 /スタッフ72名

令和3年 年間売上5.5億円/粗利益5.5億円/固定費5.2億円/経常利益3,000万円/スタッフ67名

令和4年 年間売上5億円/粗利益5億円/固定費4.6億円/経常利益4,000万円/スタッフ62名

この社長は売上が年間5,000万円ずつ下がったこと、スタッフが辞めて募集しても入ってこないことに大きな不安を抱えていました。

そのことについて私は次のように話をしました。

『社長、社長は大きい会社を目指しているのですか?

それとも強い会社を目指しているのですか?

大きい会社を目指すのであれば売上やスタッフの数を増やしていくべきでしょう。

しかし強い会社を目指すのであれば経常利益を増やして、自己資本率を 20%から50%にする事を目標にするべきでしょう!

人が少なくなった分、利益の出る仕事を受けて、利益の出ない仕事をお断りせざるをえなくなったのではないでしょうか?

利益の出る仕事を選んだ結果、最終的に利益が増えているのです。』

『確かにその通りだと思います。

人が足りなくて出来ない仕事を同業他社に紹介して紹介料として5%いただいています。

今日、宮田さんに話を聞いてすごく頭がスッキリしました。

これからは、まずは経常利益を確保して、強い会社にするにはどうするべきかを考えていきたいと思います。

売り上げやスタッフはその次の問題として考えていきたいと思います。』…と。

売り上げが下がって不安を抱えている経営者は結構多いです。

人がなかなか募集しても集まらない、合い見積もりで安くするよう依頼される、材料費の高騰などなどたくさんの問題を抱えている昨今、いかに利益を出すべきかに集中して経営していることをお伝えしています。

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