年収130万の壁がなくなる?(最長2年まで扶養認定を可能に)

❶年収130万の壁とは?

・年収の壁とは、パート(短時間労働者)の年収が一定基準を超えることで、税金・社会保険の対象となることで(年収の)手取り額が少なくなること

・そのため、年収の壁を超えないよう労働時間を調整するケースが多い

・年収130万の壁とは…パートの年収が130万円以上になると扶養から外れ、社会保険料の負担が生じて、手取りの年収額が減少してしまう

・そのため、パート労働者の就業調整や働き控えの大きな原因になっている

❷2023年10月、厚労省が年収130万の壁対策を実施

・厚労省は対策に乗り出した

・具体的には、事業主が一時的な収入の増加であることを証明すれば、年収130万円を超えた場合も、被扶養者認定を受けられるように…

・例えば、人手不足による一時的な労働時間の延長等にともなって、パートの年収が130万円以上になった場合でも、事業主の証明を添付すれば、被扶養者のままでいられる

❸年収130万の壁はなくなる?

・今回の措置によって、パートは年収130万円以上になっても被扶養者として働くことが可能になる

・年収130万の壁がなくなったと考える方もいるかもしれませんが、今回の特例はあくまで一時的な収入変化に適用されるもの

・最大で2年間まで(連続2回まで)しか、この特例を適用することはできない

・収入の増加が一時的なものでない場合(例えば、時給アップなど)も、この特例を適用することはできない

・年収130万の壁がなくなったわけではないので注意

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