今夏、甲子園で優勝した慶応義塾高等学校野球部、森本監督の話
(月刊 致知 12月号)
『他のスポーツもそうですけど、高校野球は特に勝利に囚われているところがあると思うんです。
もちろんスポーツで勝利を目指すのは当たり前なんですけど、勝利至上になってしまうと、手段を選ばず勝てばいい、勝った者が偉くて、負けたら何も残らないとなってしまう。
しかし、スポーツは本来そういうものではないと私は思っています。
勝利至上ではなく、 「成長至上主義」を追求していきたい。
生徒たちのプレーヤーとしての成長も含めて、人としての成長を追求していきたいんです。
そのためには私自身も成長し続けなければなりません。
『致知』には八十歳、九十歳で頑張っていらっしゃる方がたくさん登場なさっていますから、五十歳の私はまだまだ成長していかなければならないと肝に銘じています。
人として成長し、プレーヤーとして成長し、そしてチームが一体感を持って成長すれば、自ずと結果はついてくる。
そう信じて、これからも木鶏会を通じて、生徒と共に人間学を学び続けていきたいですね。』
成長至上主義…良い言葉ですね!
経営者は特に、成長至上主義を目指すべきだと思います。
良書を読む、
尊敬する人を身近に持つ、
自分を叱ってくれる人を身近に持つ、
一度きりの人生を豊かな人生にしていくために、
大切なことだと思っています。