❶支援者不足…
2012年の中小企業白書によると、中小企業経営者の具体的な経営の相談相手は?
第1位…顧問税理士・会計士68%。
(経営や財務の専門専門家である)メインバンクや経営コンサルタントが10%台。
顧問税理士・会計士が顧問先の(中小企業の)成長発展のために(経営や財務について)耳の痛い話をすると、
「うるさいな~。他にも税理士事務所はある」と言われるケースが少なくない。
金融機関の担当者は、たくさんの中小企業と取引していることで多忙極め、十分に向き合う時間を確保できていないケースが多い。
また経営コンサルタントも、専門知識を披露はするが中小企業の根本的な問題解決に至っていないケースもある。
❷コロナ融資により…過去最高の信用保証残高
コロナの影響による赤字補填資金として大量の資金が市場に投入された。
一時的に倒産を免れた企業が多数存在している。
しかし、いまだに黒字のめどが立たず、来年から返済がスタートするゼロゼロ融資の返済対策がいまだに難しい状態の会社が多い。
❸未来の見える形への変革
日本を支える中小企業は、「お金は好きだが数字(決算書)が嫌い」という経営者が少なくない。
財務問題を多く抱えているのが現状。
金融機関は、事業性評価を軸とした支援へ舵を切り始めた。
中小企業支援者は、中小企業経営者が数字と向き合い、明るい未来の見える数字で経営を説明ができるよう支援をしていくことが大事。
支援者自身が、貸出稟議を書いて、事業性評価することが理想である。
※私は今、中小企業支援士として活動しております。
今日も明日も明後日も、学び続けて知識を知恵に変えて貢献してまいります。